第21回マスターコース修了論文集

JP労組における男女共同参画の現状と課題
― 2021年「男女共同参画等の推進状況調査」の分析を通じて ―

中西 望(JP労組)

<概要>

 日本の労働組合には、「男性社会」というイメージが強い。男性役員が多いのは確かだが、私たち役員から見てそう感じるということは、表面しか見えていない役員以外の人たちにはもっとそう見えているだろう。実際、自組織では、男女共同参画の推進に向けて数値目標等を定めて取り組み、女性役員が数年前に比べて増えてはいるが、計画どおりには進んでおらず、やはり男性社会というイメージは拭えない。そのような状況から、これまでのRengoアカデミーにおいて、自組織の先輩2人が男女共同参画についての論文を執筆し、その課題解決に向けた取り組み等についての提案もしてきている。だが、参画率等は足踏み状態が続いている。しかし、このまま数値目標等の達成に向けて取り組み、女性役員を増やしていくことのみが、本当の男女共同参画なのか。
 そこで、本論文では、2人の先輩の思いや提言等も受け止めながら、2人も活用していた日本郵政グループ労働組合「男女共同参画等の推進状況調査」の結果のうち、「自由記述欄」への回答をもとに、男女共同参画に対する組合役員の本音等を汲み取り、これまでの取り組みを振り返るとともに、これからのあり方について検討していきたい。

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