第12回マスターコース修了論文集

労働組合役員に何が求められているのか
― 職場の実態と組合員の声 ―

古賀 真也(情報労連・通建連合・九州情報通信設備建設労働組合)

<論文の概要>

 時代や組織人員構成の変化により、特に若年層組合員において組合離れが進んでいる様に見受けられる。また、職場では不払い残業や過重労働によるメンタルヘルス等の問題が恒常化している。
 本論文では、本当に組合離れが進んでいるのか、組合活動が現在の職場の状況や組合員ニーズに合っていない(見えていない)のかを自組織組合員と同業他労組組合員に対して行った「組合員意識・職場実態調査」の結果によって考察する。
 職場状況の把握と組合員の意識の分析を行い、特にワーク・ライフ・バランスや組合員の健康に波及しかねない労働時間の問題に焦点を絞りながら、職場改善や魅力的な労働組合の形成に向け、これからの労働組合役員に何が求められているかについて考えていきたい。

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